話し手の経験の紹介(清華大学/中国で起業/教育)

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話し手として登録している三澤さんにインタビューをしました。東北大学卒業後、中国の清華大学に進学。xlabインキュベーションに合格し、現地で起業。現在、meigmama Limited (香港)、清成教育科技(深圳)有限公司を創業し、新規教育システムを中国郊外都市の教育リソース不足の地域に提供するビジネスを展開しています。(写真左から3番目が三澤さん)

清華大学進学を考えたきっかけ

三澤さんは工学部だったので、大学院に進学してから就職する方が一般的だ。しかし、同じ部活動の先輩から「学部生で就職活動をして、会社の事を知っておくのも良いと思うよ。」とアドバイスを受けた。そこで、学部生の時に就職活動を始めた。その先輩は総合商社を志望しており、その話がおもしろかったので総合商社を第一志望としてエントリーした。

しかし、結果は不合格。元々、どうしても総合商社に今入りたいと思っていたわけではなかった。ただ、就職活動中にこんな違和感を感じた。

「就職しても決められた箱に入れられてしまうような気がする。」

そして、これをきっかけに「自分は本当は何をしたいのか」を本気で考え始めた。

三澤さん:学部3年生くらいまでは部活に夢中になり、それ以外のことは頭の中にありませんでした。そんな中で、就職活動をした際に、徹底的に部活から離れて自分を見つめ直す時間がありました。この時に、将来したいことは高校時代からの夢、”起業”であるということを再確認しました。ただ頭の中は、この段階では就職7割、起業3割といった感じでした。ですが、徐々に人、チャンスに恵まれこの3割が5,6,7割と上がっていった感じです。

留学も同時に考えた。初めはアメリカを留学先として探していたが、三澤さんのお父さんから、清華大学にインキュベーションセンターという起業を支援する制度があると聞き、志望を清華大学に切り替えた。中国で成功した富裕層は清華大学の出身者が多く、清華大学生への起業支援を積極的に行っているという。また、人口が多くビジネス規模が大きそうな中国という国自体にも魅力を感じた。

清華大学入学に向けて準備したこと

清華大学では、中国人以外の外国人向けの英語の授業が用意されており、三澤さんが受講するのは英語の授業。決して英語が得意ではなかったので、言語の壁を克服するにはかなり苦労をした。清華大学は、学力などの基本的な条件の他に、清華大学の教授の推薦も必要だ。自分の入学を推薦してくれる清華大学の先生とコネクションを持つ必要があるのだが、生まれも育ちも日本の三澤さんにそんなツテがあるはずもない。

持ち前の行動力で東北大学の様々な先生に助けてもらったが、もっとも協力してくれたのは、当時三澤さんが所属していた部活動の先生だった。その先生は、中国にパイプのある教授方を多数紹介してくれ、推薦を手に入れられるように取り計らってくれた。推薦を貰うために研究のイントロダクションを書いて提出し、また、偶然日本に清華大学の先生が来た時には、他の知り合いの先生の計らいで、一緒に食事をさせてもらったりした。

起業へ向けて準備したこと

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清華大学進学後、研究の合間を縫ってインキュベーションセンターの応募準備を行った。インキュベーションセンターは、清華大学生を対象とした起業を前提とした支援制度だ。合格すると、会社登記や投資のサポートと、中国版シリコンバレーとも言える場所にオフィスの提供を受ける権利を得られる。応募にあたってはアイディアを考え、実際にチームメンバーを集めた上で面接に望む。

選考では、面接後別室に呼ばれアイディアなどについてさらに詳細に質問を受け、その日の夜には合格のメールが届いていた。この時の喜びは今でも覚えている。

日々の生活

2016年7月に清華大学大学院を修了し、今は中国に残り起業に専念している。インキュベーションセンターの支援は引き続き受けている。法律やITなどのコンサルティングを受けられ、事業計画を作る過程で分からないことがあれば、そこに質問に通い日々フィードバックを受けている。ここ最近は休みは取れないが、忙しくも事業を拡大させるべく、日々進み続けている。

トークのご紹介

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  • 海外大学院への進学準備や就活事情
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